デジタル故宮
2020年03月09日
故宮博物院のホームページのトップページ「デジタル文物庫」に入ると、家にいながも故宮を見ることができる。文物を鑑賞したり、歴史を読んだりする体験になる。
ここには、故宮博物院に収蔵された絵画、書道、拓本、銅器、金銀器、エナメル器、漆器、陶磁器など、5万点を超える逸品を集めたパノラマ写真が展示されている。画面に提示された通り逐次点を開くだけで、自由に拡大・縮小できるだけでなく、マウスやスマホを使って、所蔵品を360度回転させることができる。普段は見ることができない磁器の瓶の底に、今まで隠れていた銘が簡単に見える。絵巻は更に至る所の詳細がはっきりとしている。現存する最も早いと思われる巻物の山水画、展子虔の『遊春図』の中で、谷間の深い所に見えない寺院を区別することができる。唐代韓滉の『五牛図』は牛の目上の眉毛まではっきり数えられる。宋徽宗趙佶の『聴琴図』には、人物の眉間の表情が生き生きとしている。北宋以来の水墨山水画の集大成した王希孟の「千里江山図」は、山に隠れた家屋を垣間見ることができる。(北京日報により)