泉州は別名鯉城、刺桐、温陵とも言い、福建省東南部に位置し、福建省にある三大中心都市の1つです。市内に載雲山脈があり、晋江川が流れています。近隣の都市としては、泉州から北東約150キロメートル離れた所は福州で、南西75キロメートル離れた所は廈門と挙げられます。面積は11015平方キロメートルあり、総人口は851万人(2015年)持っています。
泉州は帰国華僑と港澳台(香港、マカオ、台湾)の同胞の原籍であり、世界中には約750万人の華僑が泉州出身で、台湾に生活する漢族の人の中に44.8%が泉州出身です。
泉州は亜熱帯海洋性モンスーン気候に属し、海域面積が11360平方キロメートルで、207もの島を持ち、湄洲湾、泉州湾、深沪湾、囲頭湾といった4つの港があります。
泉州は国務院に認められた24か所の歴史文化名城の1つとして、国家級の文物保護地が14単位あります。泉州は港として発展した都市で、ベトナムやインド、アラビア半島にまでの海上貿易ルートが確立され、昔は「東方第一大港」と言われていました。現在、泉州は工業が迅速に発展し、生産指数が全省一位になり、全国に影響力のある産業群が形成しています。例えば、晋江の靴(中国の3大産地の1つ)、徳化県の磁器などを有しています。
代表的な観光スポットに、開元寺、清净寺、天后宫、泉州海上交通史博物館などが挙げられます。