中国全土の中でも最大規模を誇る博物館のひとつ。大雁塔の北西にあり、面積は約60000平方メートル、参観ルートの長さは1500メートルにも及ぶ。唐代の伝統的な宮殿建築様式で造られており、屋根には瑠璃瓦が使用されている。歴史的遺産の他、美しいその概観も一見の価値がある。収蔵されている作品も第一級のものばかりで、その数は11万3000点にも及ぶというが、そのうち、展示されているのは3000点余りである。特に見逃せないのは、先史時代の彩陶瓶、殷?周時代の青銅器、唐代の金器や銀器、唐代の壁画や唐三彩など。「古都の真珠、華夏の宝庫」と賞賛される文化財が揃っている。