鼓楼

  市中心部から西北に300m。鐘楼の西側に立つ、もう一つの古代木造建築物。その昔、夕方になると大きな太鼓を叩いて時刻を知らせたことから、鼓楼と名づけられたという。明の太祖朱元璋13年(1380年)に建てられた。高さは34m、面積は1924平方メートル。土台全体が青いレンガで築き上げられ、920年の歴史の中、数回の地震を経験しても形が崩れることはなかったという頑丈な造りを誇る。現在、陜西省の重要文化財に指定され、大規模な修繕も2度行われた。楼閣は長方形で、表から見れば三階建てだが、内部は重縁式の二階建て。周囲の回廊は美しい金箔張りと色彩絵で飾られていている。鐘楼の鐘と鼓楼の鼓は「朝の鐘、夕の鼓」と呼び親しまれている。