城壁

  現在の西安城壁は、唐の長安城を基に、明の時代にレンガを積み重ねて築いたものである。長さ13.7km、高さ12m、上部の幅12m、底部の幅15m、面積11.5平方m。その規模は中国一を誇る。街の中心地の四方を囲んでおり、東西が長く、南北に短い造りになっている。東西南北4つの門には、物見櫓である城楼や、矢を射る窓などが設けられている。安定門ともいわれる西門からは、シルクロードを望むことができ、ここから多くの人々が西を目指して出発したという。西門と南門(明徳門)は現在観光スポットとなっており、城壁の上にのぼって市内を一望することができる。

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