塔林
「塔林」は、少林寺から西へ400m程先のふもとにあり、少林寺歴代の高僧の墓である。1万4000平方メートルの敷地には、240余のレンガで造られた塔が、まるで林のように点々と立っていることから、この名が付いた。
塔の高さは一般に1級から7級まであり、最も高いもので15mあり、形も正方形、長方形、六角形、円形、柱形、錐形、瓶形、ラッパ形など様々だ。また、仏教のルールに従い、名僧、高僧こそが宮殿や塔を建て名を刻み、功徳を施すことが出来るため、その地位や威望の程度によって塔の形も多種多様である。
これらの豊富な塔の種類や銘文は、仏教史、古代建築や書道、彫刻芸術を研究する上で、大変貴重な材料となっている。