桂林荔浦で農家生活を体験します
2011年11月14日桂林の生活
中国では「一分耕耘,一分收获」(一分の耕耘は一分の収穫)と言う言葉がありますが、昨日の日曜日にはうちの会社の職員耕耘もせずに一日収穫の楽しみを体験できました。
最近、自然に戻るという考えで、中国の都会の人が郊外部の農家の土地を請け負い、労働を体験することが流行っています。うちの会社もおととしから桂林の近く「荔浦」の農家の畑を一つ請け負い、手数のあまり要らない里芋とサツマイモなどを栽培しています。もちろん管理は地元の農家の方にお願いすることです。
畑は桂林から約2時間かかる「銀子岩」の近くの村にあります。初めはサツマイモの畑に行きました。職員全体は四つのグループに分けられ、掘ったものはそれぞれのグループのものになるというルールで労働が始まりました。一つのグループには男一人ぐらいしかいないので、男の私はグループの大黒柱になりました。その後、里芋の畑へ移動しました。前には里芋を掘ったことはないので、里芋がサツマイモのように土の中にあると思っていましたが、実際は違っていました。「荔浦芋」は別の里芋より大分大き(普通のは1キロ、2、3キロのもある)、ほとんどは土の外に出ています。掘るというより引き抜いた方が便利でした。1時間半ぐらい働いて、仕事が終わりました。そんなに疲れませんでした。「男女搭配,工作不累」(男女がコンビで働くと、疲れがない)と言う民間の流行っている言葉の通りです。
お昼の後、「焼窯」が始まりました。「焼窯」の言葉を聞くと、煉瓦を焼くと思ってしまう人が多いです。それは秋と冬の時、この辺の田舎では、野良仕事をする人とか、牛などを放牧する子供たちがよくこういう方法で芋や栗などを焼いて食べます。その方法について、簡単に説明します。まず、空き地で浅い穴を掘ります。それから、その穴の上で土の塊で窯を積み重ねます(窯の大きさは焼き物の量によって決める)。その次は柴木で土の塊が赤くなるまで焼きます。最後は火を消して、窯の中に焼き物を入れた後、窯を潰してその上に土をかけてやきものを温めます。二三十分経って、仕上がりです。説明は簡単ですが、実際のことをすると、なかなか難しいことです.
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コメント(2)
作者:( 「ふれあい中国」)
大地の恵みをそのままいただく、最高ぐっど!土釜やきですなー。子供の頃を思い出します。私が、地下足袋履いて農作業すると現地人も日本人だとは分からないかもねー。今度の桂林雁山訪問で経験してみよう!旅行高等専門学院、理工、師範のそれぞれの日本語学科の学生を引き連れて・・・・・・・。夜は収穫品を、土鍋でぐつぐつ煮込んで、談笑の輪を広げてみたいなー。
土窯を建てるのは難しです。中途半端になるのはおおいです。やったことはありますか。中国には地下足袋はないので、其れを履いて農作業をするのはやはり日本人ですよ。「夜は収穫品を、土鍋でぐつぐつ煮込んで、談笑の輪を広げてみたいなー。」って、なかなかいいですねえ