石宝寨

  重慶市忠県の長江北岸、人民政府のある県城から東に40km、万県から西に52kmの所にある。高さ30m以上の巨岩が断崖から突き出しており、女(ジョカ=女+咼)が天を支えるために創り出した五色石だと言い伝えられ、昔は「石宝」と呼ばれていた。また玉の形をしているため、別名「玉印山」ともいう。「石宝寨」の名は明代末、譚宏がここを砦(寨)とする提案をしたことに由来する。
   清代乾隆の年代、お寺が造られた後、山の斜面に沿って楼閣が作られた。 この楼閣は9層から成る。頂上の天子殿は、康煕の年代に作られた。手すりにもたれて遠くを眺め、尽きずに流れる長江、無限な景色、一望すると全てを見渡せ、世界の八大奇異建物とも言われている。1956年までに12層に増築、現在、人々に、長江の景色を眺めるには『蓬莱閣』と、言われている。