中央大街
ハルピン市役所公認の、市内はもとよりアジア最大の、石畳の目抜き通り・『中央大街』(セントラル・ストリート)。現地の人の話では、近代的な風格の漂う大通りで、特にカップルや若者で賑わっているそうだ。
周囲には欧州風建築物が並ぶ。その数は71棟。ほかに、ルネサンス式・バロック式・折衷式を始めとして、多種多様な現代風の市指定建築物が13棟建っている。このような、芸術品としての建築物の集まったストリートは、中国では珍しい存在である。
さて、歴史を紐解くと、この道は『中国大街』という名で、1898年に誕生した。1925年に改築され、現在の名に改まる。その後は、ハルピン最大の繁華街として発展を遂げた。北は松花江防洪記念塔から、南は経緯街(十字街)までを結んでいる。規模は、全長1450m・幅21.34m(その内、車道の幅は10.8m)。