杭州観光

杭州市は中国八大古都の一で、豊富な観光資源を持つ省都です。隋代以降、江南運河の終着点として経済文化が発達し、「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり(上有天堂、下有蘇杭)」と讃えられました。

杭州は総面積が16596平方キロメートルで、総人口が901.8万人(2015年)です。亜熱帯モンスーン気候に属し、年平均気温が17.8℃、平均相対湿度が70.3%で、年平均降水量が1454ミリ、年平均日照時間が1765時間あります。夏は蒸し暑く湿度が多く、「新四大ストープ」の一つです。春秋季節は過ごしやすく、観光シーズンとなっています。

中では一番有名なのは世界遺産の西湖という湖で、古くから「淡妆浓抹総相宜」と言われています。またそれ以外、杭州には有名な虎跑泉、霊隠寺-飛来峰、六和塔、三潭印月、蘇堤春暁、断橋残雪、平湖秋月、岳廟、孤山などの観光名所があります。杭州は昔余杭と呼ばれ、その後銭塘に変え、隋の時代に杭州と名付けられました。春秋時代、呉、越両国が長年覇権を争っていました。杭州は元々呉国に属していましたが、越国が呉国を倒してから、越国の領土になりました。杭州はまた五代十国の時代、呉越国の都で、南宋時代には事実上の首都、臨安府が置かれました。

杭州には多くの地方特色を持つ特産品があります。杭州シルク、杭州龍井茶、天竺箸、昌化山胡桃、杭菊、杭州刺繍、杭扇などが挙げられます。その中の杭扇、杭州シルクと杭州龍井茶は「杭州三絶」と言われています。