ヤルザンブ大峡谷(雅魯蔵布大峡谷)

 現在開発されていたヤルザンブ大峡谷旅游区はヤルザンブ川の中下流のニンティ地区にあり、八一鎮から始め、尼洋河とヤルザンブ川との合流点を経て、大峡谷の曲がり角まで、全長100㎞です。ここでは中国山地生態システムの最も完璧の垂直植生構成があり、そして40種類余りの重点保護動物があり、中国での生物多様性が最も豊富である地区の一つです。

ヤルザンブ大峡谷ではナムチャバルワ(南迦巴瓦)、加拉百垒など有名な峰があり、「中国十大ハイキングコース」と評価されたメトク(墨脱)コースもあります。ヤルザンブ大峡谷のハイキングコースは世界一キツイハイキングコースにもなっています。
ヤルザンブ大峡谷の第一の曲がり角は派镇转運站と直白村との間に位置し、河水は本来西から東に向かい、勢いよく流れてきて、曲がり角にある山に妨げられて、南の方向に変え、180°も曲がられて、そしてまた東方向に流れていきます。現在第一曲がり角のところでは観光台が立てられ、第一大峡谷を観賞すると同時にナムチャバルワ峰を眺めることもできます。
ヤルザンブ峡谷は北のナリン県大渡卡村(標高2,880m)から、南のメトク県巴昔卡村(標高115m)まで、長504.9㎞、平均深さは5,000m、一番の深さは6,009mも至り、世界一の大峡谷を誇ります。峡谷全域では氷河、絶壁、急勾配、土石流と逆巻く波の河など入り混じって、環境は非常に劣悪です。幾つの場所は今までまだ誰も踏み込んだことがなく、「地球上最後の秘境」と称されています。