上海リエアモーターカー
上海のリエアモーターカーは2003年の9月に全線開通したもので、時速は最高430キロである。浦東空港から地下鉄2号線龍陽路駅までの30キロメートルの距離でもわずか7分20秒しかかからない。2002年12月31日にその試運転が行われ、当時の朱鎔基国務院総理と中国公式訪問中のジュレーダー・ドイツの首相始発駅から終着駅の浦東国際空港に到着した。 浦東国際空港のご案内はこちらリエアモーターカーは商業用としては上海が世界最初のもで、ドイツでも採用されたケースはないということで、世界的にはまだ試運転段階の技術なので、その安全性を心配する人もいたが、正式に運転して以来、一度も事故はなかった。 もちろん、コスト面では圧倒的に日本の新幹線に代表される鉄輪方式が有利だが、建設費は日本円に換算すると、リニアで約3.9兆円、鉄輪で約1.6兆円である。運営費も当然リニアが高く、鉄輪はそれに比べ抑制が効く。最高時速、運転時間を除けば圧倒的に鉄輪に軍配が上がる。リニアで全土をつなぐ場合、例えば杭州駅から上海駅までの約170キロの道乗りはなんとわずか24分しかかからない。
リニアモーターカー案内(2008年1月現在)
地下鉄2号線 龍陽路駅~上海浦東空港(所要時間約8分) 運行時間:7:00~21:00
運行間隔 15分 最高時速430キロで運行される時間帯 8:30~17:30 所要時間 7分20秒
最高時速300キロで運行される時間帯 7:00~8:30 17:30~21:00 所要時間 8分10秒