上海の美食
華中地方の江蘇省、浙江省一帯の長江下流地域の料理をルーツとします。
華北地方の小麦に対し米の生産が盛んであり、米を主食として、農産物も豊富です。
時代により土地も味も変化しており、地元の味に各地の味や西洋風の味をうまく融合させているのが特徴です。
味つけは酒、醤油、酢を使用し、甘く濃厚で洗練されています。
沿海部に位置していることもあり魚介類が豊富で、エビ、カニ、淡水魚料理が多いです。
代表的な料理は「上海蟹」、「小龍包」、「生煎包」などがあります。
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小籠包(ショウロンポウ)
小籠包は上海、常州、杭州などの江南地域の有名な伝統的漢族おやつで、清代から誕生し、とても歴史の長い当地グルメです。最も有名なお店と言ったら、豫園城隍庙にある「南翔小籠包」が挙げられます。 小籠包は特選の小麦粉と豚肉を原料...
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生煎包(シェンチェンポウ)
生煎包は百年以上の歴史を持ち、上海、浙江、広東などの地域の伝統的漢族おやつで、「生煎」という略称があります。皮ゼリーが入っている肉まんじゅうをフライパンで揚げてから、葱と胡麻を掛けたら完成です。 揚げたての生煎包は皮がサ...
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排骨年糕(スペアルブお餅)
「排骨年糕」は独特な漢族おやつで、50年近くの歴史があります。スペアルブを味付けてから、砂糖、葱、生姜、お酒が入っている油で揚げ、また1枚のお餅をを加えたら完成です。 「排骨年糕」は明るい黄色をし、表がサクサクし、中...
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蟹殻黄(蟹形のパイ)
「蟹殻黄」は蟹肉が入っているからではなく、形と色が蟹に似ているのでこの名前が生まれたのです。小麦粉でパイを作り、中にナズナ、葱、砂糖、あんこといった4つの味付けがあり、塩辛いのと甘いのがあります。表に白ゴマを掛け、香ばしい一品になります。