上海旅行

上海は中国最大の経済と工業の都市です。中国四つの直轄市の一つでもあります。上海市は18の区と1つの県で構成されています。崇明島と長興島、横沙島を含むと総面積は6341平方キロメートルになります。2015年時点での常住人口は2415万人を超えています。

上海は亜熱帯海洋性気候に属し、四季の移り変わりがはっきりしています。年間の平均気温は16度で、1月の平均気温が4.3度、7月の平均気温が28度です。年間の平均降雨量は1264ミリで、冬にもめったに雪が降りません。

中国の戦国時代、上海は春申君の封地だったため「申」とも称されています。唐代には華亭県の一部でしたが、1292年に上海県となりました。アヘン戦争の後、南京条約によりイギリス、フランスなどの租界が形成され、後に日本やアメリカも租界を開きました。1920年代から1930年代にかけては、中国最大の都市として発展しました。1927年7月に特別市となり、1930年7月11日、上海市が正式に成立しました。現在の上海は貿易港、金融街、そして科学技術、情報発信の中心として中国の最も重要な都市となっております。また、2010年万国博覧会、中国上海国際芸術節、上海国際映画節などの大型イベントを開催したことがあります。

上海は長い歴史のある都市で、中国政府により「国家歴史文化名城」に指定されています。唐、宋、元、明、清に渡る各時代の古跡と、当時の繁栄を偲ばせる庭園が今でも保存されています。市内の主な観光地としては城隍廟、豫園、外灘と中国一の高層ビル東方明珠テレビタワーなどがあります。豊富な観光名所の他に娯楽施設も多く、何日滞在しても飽きることがありません。また日本人好みの料理も上海の人気となっています。

車で華南地区の周庄、烏鎮、蘇州、無錫、杭州、紹興、黄山へも容易に移動ができます。飛行機を利用すれば、中国各地の世界遺産へも気軽に行くことができます。上海は中国旅行の拠点としても楽しめます。