黄鶴楼
黄鶴楼は223年、呉の孫権によって蛇山に築かれた夏口城内に建てられた楼閣。見張り台として造られたといわれているが、後に多くの文人墨客が訪れる武漢の名所となり、江西省南昌の滕王閣、湖南省岳陽楼と合わせ江南三大名楼と呼ばれるようになった。
日本人には、李白の詠んだ漢詩「黄鶴楼にて孟浩然の広陵に之くを送る」などでなじみ深い。
たびたび戦火に見舞われ、再建を繰り返したが、現在の姿は1868年に創建された「清楼」の姿をモデルとして1985年に再建されたもので、高さ50.4mで5階建て。もとは長江沿いに建っていたが、武漢長江大橋建設時に蛇山側へ約1km移動された。