橄欖壩(ガンランバ)
橄欖壩は瀾滄江沿いにあるタイ族の部落であり、瀾滄江の下流域にあります。景洪市から40キロぐらい離れています。面積50平方キロの盆地であり、瀾滄江はこの盆地の真ん中を流れています。
橄欖壩とはタイ族語で「勐罕」と言い、「罕」とは「巻き」を意味します。言い伝えによりますと、お釈迦様はここに説教に来た時に信徒たちは布を道に敷いており、お釈迦様はこの道を通りましたら布が巻かれておきました。そういうことでこの名前が付けられました。
勐罕町にはタイ族市場が設けられており、瀾滄江でとれた魚、肉、野菜、果物などを初めて衣類、日常用品、布、カバン、ベルトなどまで何でも売られています。常設の市場ですので、毎日行き交う人々でごった返します。
橄欖壩の海抜は僅か530メータあり、シーサンパンナで海抜最も低いところであり、気温が高いです。気候は熱くて物産が豊富です。熱帯果物の品目が多くあります。新鮮な果物の他に砂糖付けの果物はここの特産です。果物屋さんや砂糖付けの果物屋さんが到る所で見られます。
橄欖壩は多くの美しいタイ族村が点在するところとして広く知られています。橄欖壩は宛も孔雀の尾羽のようだと言えば、これらのタイ族村は孔雀の尾羽にある奇麗な斑の如くだと言われます。ここには大きい村が二つあり、一つは曼松満と言い、花園寨とも呼ばれます。もう一つは曼聴と言い、花果寨とも呼ばれます。どちらの村に行っても典型的なミャンマー式の寺と仏塔、伝統的なタイ族高床式の竹楼、庭に植えらたヤシの木がよく見られます。南国の雰囲気に包まれているところです。
村の周りにはタガヤサンがたくさん植えられています。この木は切られば切るほど生い茂るそうです。昔から環境保護の意識を持つタイ族の人々は森林資源を守るために村の周りにタガヤサンはたくさん植えて薪にします。村の中と周りにはバナナ畑と稲畑が広がり、水牛や豚などの家畜が放牧され、のどかな田園風景を見せています。