肇興の民族風情

鼓楼群れ

   肇興トン寨は鼓楼が集中的です。その鼓楼は全国のトン寨の中では最も良く、ギネスブックに登録され、「鼓楼文化芸術の郷」と称されています。寨には5つの部落があり、鼓楼が5つ、花橋が5つ、戯台が5つあります。鼓楼の外観、高さ、大きさ、風格はそれぞれ異なっており、とても壮観です。鼓楼を建てることは吉詳の象徴で、繁栄の証です。全寨から資金を集めて建設したのです。鼓楼の作用は以下の通りで、

一つはトン寨のシンボル

二つはトン族の苗字の証

三つ目はトン族のレジャー場

四つ目は若者の社交場所

五つ目は接客場所

六つは集会議事の要地

七つ目はメッセージや通報を伝える

八つ目は祭祀の場所。


仁団鼓楼:七重八角尖がり屋根、高さ21.7メートル、敷地面積60平方メートル。

義団鼓楼: 十一重八角尖がり屋根、高さ25.8メートル、床面積81.6平方メートル。

礼団鼓楼:十三重八角尖がり屋根、高さ23.1メートル、70.3平方メートル。

智団鼓楼:九重八角屋根、高さ14.9メートル、77.3平方メートル。

信団鼓楼: 十一重八角尖がり屋根、高さ25.9メートル、78.3平方メートル。


   2018年の中央テレビ春節パーテイは、中央テレビ本部の1号ライブハウスの主会場を除いて、4大分会場のひとつとなりました。


   肇興は鼓楼の里だけでなく、歌舞の里でもあります。部落にはトン歌チーム、トン劇クラスがあります。祝祭日になると、トン族の人々は鼓楼、歌坪に集まり、「盧笙踊り」、「官人を担ぐ」など民族芸能活動を行います。歌は特に有名で、トン族大歌、蝉歌、踏堂歌、路歌、琵琶歌、牛脚琴歌、酒歌、恋歌、山歌、童声歌などがあります。トン歌は悠揚し、メロディーは美しく、国内外では大きな反響を起こした。中秋節に行われる蘆笙会は、競って吹奏楽コンクール、パーティーなどを行い、とても壮観です。