黄龍洞

  黄龍洞は、世界自然遺産として登録された張家界武陵源山脈・武陵源景勝地からおよそ5kmのところに位置する大きな鍾乳洞である、他のカルスト地形と同様で石灰岩が地下水の浸蝕により何万年もかかって形成された典型的な鍾乳洞でありますが、その全長は約60km余りもあり、二重水洞と二重陸洞が縦横に入り組んだ極めて特異な螺旋状の洞体構造になっている。洞内には気の遠くなるような年月をかけて大自然が創り出した奇姿百態の鍾乳石が林立し、他では決して味わえない独特の神秘な雰囲気を醸し出している。なかでも一番の見所は、響水河、竜宮、天仙水、迷宮、海底神針等がある。
黄龍洞は、1983年に発見され、その類を見ない規模と特異な景観で、「中国一の鍾乳洞」と称されている。洞内の観光に要する行程は洞内湖の遊覧船観光を含め、総距離が約6000メートル、全部観光するのが約2時間ぐらいかかるが、一部分を観光しても、カルスト鍾乳洞の広さと偉さを充分に感じる。