万寿寺
万寿寺は明の万暦年間(1577)に建立され、清代には寺院と廟、庭園、行宮が一体となり皇宮の仏教の聖地として重要な場所となった。現在は古代の貴重な芸術品が約7万点が収蔵され、歴代の書画、絵画、刺繍、家具、青銅器、玉石器など幅広い。特に、万寿寺には康熙、乾隆、道光、宣統各帝の作品をはじめ西太后、成親王、恭親王、溥伒兄弟など多くの清朝皇族の親筆書画が収蔵されており、彼等の生活の一側面をうかがい知ることができる。1985年に北京芸術博物館が開設されて対外開放された。2006年に全国重点文物保護に指定されている。