北京の美食
北京は世界第八位の「グルメ都市」として名を馳せています。
華北地方の山東料理を主体として、歴代王朝の北京に中国貴族の宮廷料理、北方民族の家庭料理、屋台料理を誇りに持っています。
中国の北方では麦や雑穀が主食で、特に小麦を原料とする餃子や麺類が多いです。
また魚より肉料理が多く、味的には唐辛子や醤油をよく使い、塩味が強くこってりしているのが特徴です。
宮廷料理であったため、手の込んだ見栄えが鮮やかな料理が多いです。
代表的な調理法は揚げる、さっと炒める、油で煎り焼く、長時間煮る、あんかけといったのがあります。
代表的な料理は「北京ダック」、「ジンギスカン」、「羊の鉄板焼き」、「饅頭」、「餃子」などが挙がられます。
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炒肝児(肝の炒めもの)
炒肝児(肝の炒めもの)は北京の伝統的なおやつの一つです。豚の腸を主な原材料として、豚の肝も使い、タレは醤油、黄醤、ニンニク、豚骨スープによって作られています。軟らかい腸と肝、油っこくなく爽やかな食感、濃厚な味で名を馳せています。鼓楼に位置する姚記炒肝はアメリカの副総...
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豌豆黄(エンドウのお餅)
北京では旧暦の3月3日に豌豆黄を食べる風習があり、春に入ると、町中で売っています。 豌豆黄はエンドウ、砂糖、ナツメを原材料として、エンドウを潰しお水を入れ、1時間半を煮てエンドウスープを作ります。その中にナツメジュースと砂糖を入れて...
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驢打滚(あんこのきび餅)
驢打滚はきびのお餅の中にあんこを入れて巻き、全体きび粉をつけて食べます。甘くてもちもちしており、木犀の花の香りも付いています。きび粉をつけるのはお餅の水分を守り、もともとの美味しさを保つためです。何回食べても飽きないおやつで人気がとても高くなっています。