北海公園
故宮の西北、景山公園の西隣に位置するかつての御宛、旧称は西宛。面積は68ヘクタール、その半分以上を占める湖?北海とその湖畔地区。
遼?金?元?明?清代を通じ皇室の御苑「皇家園林」とされて発展してきた。湖が掘られ山が作られ、相前後して瓊華島、廣寒殿、白塔、永安寺などが建てられた。特に清の乾隆帝の時代には30年間に渡りキ瀾堂、萬佛樓など多くの亭台楼閣と九龍壁が造られた。
南端の団城の3つに分かれている、この公園の歴史は古く、今から千年前の遼代に遡る.北京上の建設とともに御宛の拡張整備され、歴史上貴重な文物や壮大な建築群が残っている。
今では小さい遊園地もあり市民の憩いの場として、また中国内外の観光客を集め、夏はボート、冬はスケートを楽しむ行楽地にもなっている。
中国古代神話の仙境をイメージして造られた御宛というだけあって、池と丘、そしてその中に点在する建築群が絵のように美しい.夏以外はあまり雨の降らない北京では、豊かに満ちた水を目にするだけで心がなごむ気がする。