長春の文化

 長春は若い都市で、清の嘉慶5(1800)に設立して、200年余りの歴史しかありません。しかし、この若い都市は吉林省の省都、北東アジアの経済中心都市、国務院に指定された東北地方の中心都市、重要な工業基地、国家歴史文化名城と全国総合交通ハブなどと定められいます。近代都市として新中国最初の自動車工業基地と映画制作基地で、「東方デトロイト」とも称されています。同時に新中国の軌道バス、光電技術、応用化学、生物製品などの工業発展の起点で、中国第一自動車工場、長春映画制作工場、長春客車工場、中国科学院長春光機所と長春応用化学研究所、長春生物製品研究所などが誕生しました。

  長春はまた有名な「彫刻城」です。20179月から、長春では18回の「国際彫刻作品招待展覧会」と5回の「世界国際彫刻大会」が開催されました。世界彫刻大会は国内外の彫刻界で高い評価を受け、「彫刻界のオリンピック」と呼ばれています。長春世界彫刻公園と都市内には、世界216カ国の700人に近い彫刻家の彫刻作品1300点余りが集まり、マヤ、マオリ、エスキモー、インド、ヨーロッパなど各種文化を網羅しています。彫刻公園はフランスのロダン博物館からロダン名作『思想者』、『バルザック』、『青銅時代』、『カレー義民』、『歩く人』を次々と導入し、アジアで初めてロダンの大規模彫刻作品を持つ都市になりました。長春彫塑館は現在、国内最大の彫刻芸術館です。