ホウ統祠

   ホウ統祠は成都から約80キロ北方の德陽市の北のはずれの丘の上にひっそりとあり。


   門を入ると座して話をしている2体の像が見える。右が孔明、左がホウ統。当時、このふたりのうち一人を得れば天下を得ることができると称された天才でした。劉備は二人を配下にすることにより大きく飛躍し三国の一角の地-蜀(しょく)を得した。この蜀を攻略する途中で惜しくも参謀ホウ統が矢に当たり戦死した。
  

   ホウ統祠の奥が棲鳳殿、そこにホウ統の立像があり。清代に作られた上品な像である。さらに奥に、漢靖候ホウ士元之墓とあり。その裏手は800株ほどの古柏の並木が続き、これは成都から昭化古城まで続く古代の幹線道の金牛道の名残りである。