成都の民族風情

   

  • 成都花会 旧暦の二月十五日

    成都花会は唐、宋の時間から始まり、今まで約千余りの歴史があります。花会は成都西門外にある青羊宮で行われます。伝説によると、道教の始祖の李老君の誕生日は旧暦の二月十五日のため、唐代以来、民間は年に一回縁日の日をそこで催します。また成都の2月は晴れの日が多く、暖かい百花の満開な季...

  • 新津ドラゴン祭り 端午節

     ドラゴンレースは中国南方の伝統的な祭りの一つです。成都は長江の北の方に位置していますが、水郷の地でもあるので、ドラゴンレースを開催する歴史が悠久です。21世紀60年代までは、成都のドラゴンレースは望江公園の隣にある錦江河で行われていました。70年代以後市区の河道はドラゴ...

  • 天彭牡丹会 清明節前後

     成都北の方に位置する彭州市は、昔天彭と呼ばれており、四川の牡丹花の栽培地です。歴史上では河南省の洛陽、山東省の曹州、江蘇省の常熟と合わせ、中国の四大牡丹生産地として有名です。詩人の陸遊に「牡丹は中州だと洛陽は一番、四川だと天彭が一番」と称されていたことから、彭州はすで...

  • 都江堰放水節 清明節

     都江堰水利施設は成都平原の生命線で、毎年春耕前の放水は当地の住民にとって神聖な祝日だとされています。  歴史上で、毎年旧暦の三月の清明節に、その年の農業豊作を祝うため盛大な放水大典が行われます。当時、役人が自ら放水儀式の司会をしていました。当地の人々は自発的に二王...

  • 望叢祠歌合戦 旧暦の五月十五日前後

     郫県はかつて古代蜀国の都です。伝説によると、望帝が官職を辞して山に就き、ホトトギスになったそうです。毎年ツツジが花を咲かせるため、二月頃に成都平原に飛んでき、農民たちに早く春耕をするように日夜止むことなく鳴き、口から血が出るほど催促し、山にあるツツジの花が赤く染められ、...

  • 新都桂花会 中秋節前後

     新都桂湖の桂花は甘い匂いがする時は、ちょうど蓮の花が満開の頃でもあります。良い時節に素晴らしい景色で、訪れてくる観光客がいっぱいです。そこで、新都県政府は毎年中秋節(旧暦の8月15日)前後に桂花会を行うことにしました。  桂花会の間、花見をするのに人が足を運ん...

  • 竜泉桃花会 旧暦の二月

     毎年旧暦の二月は成都の居民が春の遠足に行く最高の時節です。その時の竜泉山にある桃の花が満開しており、まるで赤い雲のようです。麓では一面に広がる梨の花が落ちており、大地がまるで白い雪に敷き詰められているようです。またその外でいろいろな花が咲き乱れ竜泉山を春めきに着飾っています。 ...