木塔

 1056年(遼の清寧2年)に創建された木塔。もとの名は仏宮寺釈迦塔。大同市区の南約60KMの応県にあり、現存するこの高さの木製の塔としては、かなり古いことで知られる。
 高さ67.13Mの塔は、外側から見ると八角5層に見えるが、内部は9層の台の上に築かれており、内外2本の柱と梁により組み上げられて強度を高めている。この塔が建てられて200年あまり経った元代に大地震が起きたが、この塔だけはびくともしなかった。