白水台
白水台はハ巴雪山の麓に位置し、シャンクリラから103キロを離れており、海抜は2380mあります。炭酸カルシウムは泉水に溶解して出来た自然奇観です。炭酸カルシウムを含んだ泉水は山上から緩やかに流れており、炭酸カルシウムは長い年月に積み重ねて棚田のような白い石段となっています。面積はおよそ3平方キロ、中国最大の華泉台地です。
白水台はシャングリラ県の東南の三?郷白地村にあたり、町から101キロくらい離れています。遠くから見ると、青山にある白水台はほんとうに段々畑の如くです。日差しを浴びている白水台は流れ落ちている滝のように見えます。周囲は緑の樹木が覆われ、四季折々の花が咲き乱れ、美しい景観を見せています。
台地の中央には10余りの泉池があり、上から下へ積み重ねて、数多くの弦月が散在するように、潤い玉の光澤のように輝い、夢幻な世界にいる錯覚に陥っています。真ん中には弦月のような小さい台地があり、泉水はその中から湧き出て静かに流れ落ち、滑らかな鏡のように張り付いてとても美しいです。ここは仙女の鏡台と呼ばれるようになりました。
毎年の旧暦二月八日はナシ族一年一度の「朝白水」祭りです。各地からのナシ族人々はここで集まり、歌ったり、踊ったり、野外会食をしたりします。神様に来年の豊作を祈ります。とても賑やかにお祭りを祝います。言い伝えによりますと、ナシ族の神様は地元の人々に畑を作らせ、耕作を習わせるためにこのような「棚田」を作り出したそうです。だから、ここは「仙人遺田」とも呼ばれています。
白水台はナシ族文化の発祥地の一つだと言われています。調査によりますと、最初に白水台が神社として祭られたのです。言い伝えによりますと、ナシ族東巴教の第一聖祖である巴什羅はチベットから仏教を習って帰って白水台を経由した際に、白水台の美しい景色に引き付けられ、ここを残して教壇を設けられ、仏教を宣伝したそうです。だからナシ族東巴教徒に対してここは聖地を見成しています。