石卡雪山
石かとはシャングリラチベット語で「鹿がいる山」を意味します。チベット仏教によりますと、鹿はお釈迦様の布教を聞いている動物です。だから鹿はチベット仏教の吉祥の動物の一つであり、「吉祥長寿、魔除け、正法」を代表するものです。そして石か雪山はシャングリラのチベット族の人々にとってはシャングリラの保護神です。
石か雪山風景区はシャングリラ県西南から7キロ離れており、北は納ぱ海自然保護区、南は「三江併流」世界遺産千湖山風景区と隣接し、東は松賛林寺及び独克宗古城を向かい合い、西は神秘峡谷と金沙江を控えています。敷地面積は65平方キロあります。最高所は石か山の主峰であり、海抜は4449.5mです。最低所は納ぱ草地であり、海抜は3270mです。相対高度差は1197mです。ここは雲南省北西部の「三江併流」世界自然遺産地の亜高山帯と高山帯すべでの自然垂直帯立体生態景観の資源をそろっています。
昔の石か山は吐藩(現在のチベット族自治区一帯)と南詔(現在の雲南省一帯)と繋ぐ要衝地であり、東南部は玉竜雪山に、北西部は梅里雪山に向かい合っています。吐藩時期に雲南―チベット茶馬古道でチベット地区に入る時に最初に見える雪山です。
地形の特徴
地形の多様性を持つのは石?山風景区の特有な景観資源です。チベット高原横断山脈三江縦谷区に位置しており、地質構造が複雑、多種の地層が露出し、砂岩、石灰岩、板岩と珪質岩は交互に交わって分布しています。断面、断層、ヒステリシスなどの構造特徴が顕著です。神秘的な峡谷、氷食湖沼、草地渓流、砂利鍾乳洞の他に様々な角峰、U型穀、衝撃扇、氷河堆積物と古氷河などの地形があります。
異なる四季の景色
石か山風景区の自然景観は四季によって景色が違います。
高原の春は遅く来ています。五月の石か山の頂上は積雪で白っぽいですが、麓の草地はもう青くなって緑のじゅうたんのように見えます。青空、白雲、雪山、緑の草地、チベット族式の家屋、炊煙、群れの牛羊を放牧している牧童…のどかな高原田園風景を広がっています。
夏は野の花の満開のシーズンを迎え、山の一面にツツジを初めてから薬草の花まで咲き乱れて草地を鮮やかに彩っています。氷食湖沼の畔に大きな葉っぱを持つ観賞植物が生い茂っています。六月から八月まで、観光客は色とりどり高原景色に魅了して違いないと思います。
九月に、納ぱ草地は赤花に真っ赤に染められて赤い海の如くです。石?山の一面はセコイア林とカバ林に染められて金色の世界となっています。収穫の季節にまるで大自然は石か山に金色の帽子をかぶらせ、納ぱ草地に赤い袈裟をまとらせて一年の豊作を祝い、来年は好調な天候となるようと祈りそうです。
冬になると、青空に白雲、連綿と続いている白い山々、白くなた草地と民居…石か山は夢幻の世界となっています。