愚自楽園
愚自楽園は桂林から陽朔にかけての国道沿いに隣接する大埠郷にあり、2003年に正式に観光客に一般公開された台湾系の芸術公園です。台湾企業家?曹日章氏が経済的利益を追求するよりも、民族、信仰、価値観等の違いを越えて、世界一の彫刻公園を目指す為に、世界各地から有名な彫刻家を招き、積極的に取り組んでいく事を「愚人が自分自身を楽しむ」と自嘲していることから、愚自楽園と名付けられました。
この地は自然美に恵まれた桂林山水と洞窟的芸術の融合をテーマに、世界各地から集まったトップクラスの彫刻家が長年にわたる心血と努力を注ぎ、丹念に創作した賜物といえます。敷地面積は約130?、国際彫刻公園を中心とする愚自楽園は玄関広場、彫刻区域、歴史洞窟、人工湖、大型色彩噴水、科学技術アニメーション、美術館、芸術村、工芸村、リゾート地、スポーツジムなどを建設予定です。桂林山水は大自然の傑作であるならば、桂林の愚自楽園は人類が造り出した彫刻芸術の集大成であるといえます。
愚自楽園は現在、現代アートと洞窟芸術をテーマにした作品が公開されており、桂林の自然美とうまく融合しているばかりでなく、どの作品も期待以上の感動で見た人を震撼させます。彫刻区域には世界の25か国から、およそ114人の彫刻家が集まり、200以上の個性溢れる作品を造り上げ、いずれも中国の伝統的美意識と西洋文化の精神を融合し、大自然にもマッチし、高い観賞価値を持つ芸術作品となっています。これらの芸術作品を鑑賞するたびに、我々人間の精神とは何であるか?人間の創作とはなんであるか?新たな認識を発見できます。
国際芸術センターは、桂林山水の重なりの美を彷彿させるユニークな芸術造形をしており、世界各地から著名彫刻家の作品が集まり、室内には専門の展示室と設備の優れた視聴室が設けられています。
また創作センターに入ると陶芸や各種彫刻の工房があり、キャリアを積んだ芸術家と共に、思う存分自身の芸術創作に没頭することができます。
甲離水は照明を使って、水底の世界を無限に変わる幻の世界と鮮やかな色彩を造り上げています。
地景迷宮とは、緑の垣根と背の低い植物で作られた迷宮です。設計はユニークで、中を歩くと緑に溢れた独特の趣が感じられ、人間の知力の開発と環境保護の意識の強化などに役に立ちます。このほかにも様々な洞窟芸術のプランが展開されており、これに関連する芸術洞窟、歴史洞窟、洞窟美術館等すべての完成には30年の年月かかると言われています。
愚自楽園内にコーヒーショップとビュッフェがあり、ここでコーヒーを飲みながら、ゆっくりくつろぐことができます。また、愚自楽園独特の小木屋や現代酒店と蓮之酒店に一泊して芸術性溢れる日々を過ごすこともできます。