資江下り

資江は南嶺山脈の最高峰?猫児山に源を発し、桂林市資源県を流れ、北の洞庭湖へ到達する川で、長江に属しています。丹霞地形(カルスト地形に似ているもの)を流れる資江下りは全長22.5㎞です。45の早瀬と31のカーブを下るルートで、「資江下り、華南第一」と讃えられています。
資江の両岸には、雄大で険しい山々が突き出て、その景色は独特の風格を備えています。水源地と河川に対する環境保護の取り組みも徹底して行われているので、水質が良く、川底や水中の水草や魚が目の前に見えるほど澄み切っています。春には、つつじの花が咲き乱れ、川蝉が飛んでいる姿を観ることもできます。それに、両岸には竹の垣根や茅屋が竹林の間に建ち、鶏や犬の鳴き声が聞こえてきます。

次に資江下りの観光ポイントをご紹介します。

1.「風帆石」
突き出た石が船の帆のように見えます。順風に帆を掲げる姿は物事が順調に進むことを示しています。

2.「神象飲水」
灌木に覆われている岩石の一部が渚に突き出て、まるで象が長い鼻を伸ばし、水を飲んでいるように見えます。

3.「トーチ山」
自然の力で岩壁にできた形状がオリンピックのトーチのロゴのように見えるので、そう名付けられました。

4.「馬に乗って天門を守る将軍」
自然の力で形成された将軍の勢いが遠くからでも感じることができます。

5.「百卉谷」
資江下りのハイライトで、資江下りの終点にあります。天下第一薬谷と讃えられていて、ほとんどの漢方薬はここで見つけることができます。典型的な丹霞地形であり、観光ポイントが20箇所以上あります。代表的なポイントは三娘石と一線天です。