興坪古鎮
興坪は桂林から陽朔に流れる離江の途中にある楊朔県に所属する歴史の古い町であり、約1700年前、三国時代に呉の国が町の営造を始め、煕平と呼ばれる人物が今の陽朔県周辺を管轄していました。昔から離江の水運にも恵まれた行政中心だった当時の興坪は早くも栄えた町となり、広西地区における四大市場の一つに発展したのです。古鎮として現存する約1kmにわたる古い町並、1998年7月に当時のアメリカ大統領?クリントン一行が訪れた離江沿いにある漁村、同じく離江に面している明の時代に建立された寺?騰蛟庵、町のあちこちに点在している古い橋や東屋、舞台、祠、村、大木等、興平の長い歴史のロマンを静かに語りかけてきます。そして、古い歴史文化に花を添える自然の景色、特に離江下りの名物?九馬画山、黄布倒影、五指山などが有名で、多くの人々に賛美され、中国の20元札の裏にも刻まれています。現在、全世界に観光地として開放された興坪古鎮は、昔の賑やかさが復活したように、観光地として栄え、毎日、観光船から乗り降りする団体客や個人で景色に憬れてやって来た国内外の観光客で賑わっています。そのために、伝統農業と新しく蘇った観光業が興坪の二大産業となり、桂林だけでなく、中国全土からもますます脚光を浴びる町になっています。