恭城大嶺山桃花園
大嶺山桃花園は桂林から108キロ離れる恭城県西嶺郷大嶺山村にあり、「桃の花の里」と讃えられています。車で行く場合約3時間かかります。そこには約14000ムーの桃の木が栽培され、春にはピンクや淡紅色、牡丹色など様々な色彩の桃の花が咲き乱れ、大嶺山を赤く染めます。人々は花の海をのんびりと歩き、その道楽に心奪われるほどです。2002年から毎年3月10日に桃花祭が行われ、大勢の観光客が花見に訪れます。
昔、大嶺山の原住民は山の近くに土壁に居住しており、痩せた土地でトウモロコシや芋などを栽培し、貧しい生活をしていました。この地は河も泉もない、そのような状況で貯まった雨水だけが生活していくための命綱で、1985年まで総合年収は200元ほどの貧弱な土地でした。ところがその頃から、桃の木を栽培する人が次第に増えてきて、1997年になると平均年収2800元に、さらに共産党の様々な優遇政策のおかげで、2000年までに桃の木の栽培面積が1400ムーに拡大し、年収も6000元に上昇しました。今現在、新たな住宅や水道を整備され、人々もこの地の生活をより楽しむようになりました。
このような歴史を経て、現在では桃花園として人々に愛され、有名な観光スポットとなっています。