桂林三宝

   「桂林三宝」と言えば、三花酒、唐辛子味噌、豆腐乳の三つを挙げることができます。



   まず、三花酒は中国の米原料の代表的お酒で、特に漓江の側にある象鼻山の下から汲みとった美味しい地下水を利用し、伝統技術を駆使し三回にわたり醸造しており、口触りが爽やかな上、後味も良く、昔から有名になり、お酒の愛好家に高く評価されています。アルコール度数が53度と28度の二種類に分かれています。
   次に、桂林の唐辛子味噌は、桂林の海抜600メートルもある龍勝県辺りで厳選された唐辛子を粉切りにし、おろした大蒜と発酵させた大豆を具材にし、三花酒と塩を入れ密封した甕で何ヶ月発酵させて出来上がりです。大蒜おろし唐辛子味噌と豆豉(大豆発酵唐辛子味噌)味噌の二種類があります。どの味噌も一度口に入れると辛さの中に微かな甘みと旨みが広がり、食欲をそそる絶好の調味料です。また、外観が赤で見た目も綺麗です。桂林の「花橋」マークの唐辛子味噌が一般的に高く評価されています。
   最後に、桂林の豆腐乳は上等な大豆を原料とし、複雑且つこだわりのある工程に基づき作られた伝統的特産品で、唐辛子風味と五香(五種の香辛料)風味の二種類があります。食感は柔らかく、口の中で旨みが広がり、栄養値が非常に高いと言われています。そのため、子豚の丸焼き、扣肉(あげ豚肉と里芋の蒸し物)、豚肉の醤油煮、野菜の炒め、鶏肉の水煮など、たくさんの料理に用いられています。また、お粥に入れて一緒に食べるのもお勧めです。こちらも「花橋」マークの豆腐乳が有名です。



   他に、桂林のモクセイの花で醸造した桂花酒は、モクセイの香りが漂い、アルコール度数が17度で飲みやすく、男女問わず人気を集めています。