ハルビンは中国の東北部に位置しています。美しい松花江は城内を通って流れ、限りない美しさと豊饒さをもたらしています。ハルビン境内大小の河流はすべて松花江水系と牡丹江水系に属しています。
ハルビンの気候は暖温大陸性モンスーン気候に属し、冬は長く夏は短いです。昔から「氷城」と呼ばれています。年平均降水量が569.1mmで、降水が主に6月~9月に集中しています。冬季の1月の平均気温がおよそ-19℃に対し、夏季の7月の平均気温が23℃くらいです。
ハルビンは悠久たる歴史で、中国金・清両時代王朝の発祥地でもあります。公元1115年、完顔部女真人完顔阿骨打地域性政権―金朝を創立し、国号は大金で、都を会寧にしました(今ハルビンの阿城白城)。1616年、建州女真リーダー努尓哈赤が「後金」の政権を創立しました。1636年、国郷を清に、族名を満族に変え、軍隊は山海関に入りました。その後、ハルビン地区は清王朝阿勒楚喀(阿城)副都統に管轄され、古地名に戻りました。漢語での俗称は「ハラビン」、その後は「ハルビン」と呼ばれるようになりました。
19世紀の末頃、東清鉄道の建設によって、ハルビンは迅速に近代都市に発展しました。多民族が集中して住む地区として、ハルビンの住民は漢族が一番多く、他には満、回、モンゴル、朝鮮など40余りの少数民族が住んでいます。ハルビンは現在8つの区、11つの県(市)を管轄し、総面積は53840平方キロメートルで、中では市区の面族は4272平方キロメートルがあります。人口は2015年まで1001万人に達し、市区の人口は587.9万人あります。全国省轄市の中で面積が一番大きい都市で、黒竜江省の省会で、全省の政治、経済、文化、科学技術と交通の中心になっています。
代表的観光スポットに、中央大街、太陽島、冰雪大世界、聖ソフィア大教堂などが挙げられます。