ノルブリンカ(羅布林卡)
ノルブリンカは、ラサ西郊にあり、18世紀に構築されたダライ・ラマの避暑宮殿で、ノルブリンカは「宝珠の園林」を意味しています。主要建築にはケルサン・ポタン(格桑頗章、頗章は宮殿の意)、ツォルキ・ポタン(金色頗章)、タクテン・ポタン(達登明久頗章)など数々の離宮があり、374の部屋数を誇ります。また、チベット人造園林の中でも最大規模で、美しい風景と古跡が広がる園林であり、ラサで唯一の動物園もこの敷地内にあります。
ノルブリンカ大門には康松思輪と呼ばれる建物があり、元は漢族式の小さい木亭で、後に観劇楼として改築され、東側に舞台演出に活用するためのグラウンドを設置しました。康松思輪の隣には宗教儀式を行うための場所である夏布甸拉康、北には事務室と会議室があります。ほかにも真宮の中にある壁画やタクテン・ポタンにある4世紀ダライ・ラマの生活居住空間と応接間など多くの見所があります。