ラサの民族風情

  • 蔵(チベット)歴新年

    蔵(チベット)歴の新年はチベット自治区の人々が一年の中で最も盛り上がる伝統的な祝日です。漢族の旧暦とほぼ同じで、チベット暦に基づいて新年1月1日から15日までの15日間です。チベットに住む人々の民族性と仏教信仰の深さから宗教的な雰囲気が色濃く表れ、祝いと祈祷を兼ね備えた祝日となります。 ...

  • 雪頓祭(ショトン祭)

    チベットの伝統的な雪頓祭りはチベットで最も重要な祝日の一つで、毎年チベット暦(旧暦とほぼ同じ)の6月末~7月初めに行われます。この祝日は中国国務院によって保護リストに記入された無形文化遺産で、チベット語で「雪」はヨーグルト、「頓」は食べることを意味し、つまりヨーグルトを食べるための祝日、「ヨ...

  • 望果祭

    チベットでは農作物の刈り入れ時期が近づくと各地で「望果祭」が行われます。「望果」はチベット語で田畑周辺を回るという意味があり、すでに1,500年の歴史を持つチベット農民が豊作を祈願する伝統的な祝日となっており、チベット族自治区のラサ・シガツェ・山南など行われています。「望果祭」の具体的な日程...

  • 達瑪(ダマ)祭

    達瑪祭はチベットのギャンツエ地区で行われる伝統的な祝日で、チベット暦6月14日~20日にかけて開催され、現在まで600年以上の歴史を持っています。「達瑪(ダマ)」とはチベット語で競馬射撃、弓術大会という意味があります。起源はサキャ王朝時代に大衆から高い支持を得ていたギャンツェの法王兼内務大臣...

  • 吉祥天母祭

    吉祥天母祭はチベット暦10月15日に行われるチベット宗教の祝日の一つで、木如寺の全僧侶がラサの大昭寺(ジョカン寺)の護法王尊吉祥天女を崇めるための盛大なイベントです。僧侶たちは14日の夜に天母像を釈迦如来を祭った仏殿に迎え、釈迦如来と向き合うように安置されます。15日の早朝、朝日が昇ると僧侶...

  • 薩噶達瓦祭(サガダワ祭)

    チベットでは釈迦如来の生誕、成道、入滅など一生の中で最も重要な日はチベット暦4月15日に発生したと古くから伝えられており、仏教信者たちにとって吉祥の表れであり、重要な宗教の祝日になっています。この日は信者たちが寺院へ参拝し、様々な宗教行事に参加し、寺院の僧や尼僧を招いて法会などの宗教行事を行...

  • 林卡(リンカ)祭

    「リンカ」とは森林または公園の意味を持っており、チベットの人々は毎年チベット暦の5月1日~15日まではリンカへピクニックに行く習慣があり、「リンカ祭」「世界快楽日」といわれています。チベットは高原気候に属し、冬が長く夏は短いので暖かく快晴に包まれた天気を大切にしています。この概念からリンカへ...

  • 沐浴祭

    沐浴祭はチベット暦7月6~12日に開催され、都市から農村、畜産地区から農産地区にかけてラサの川辺で大規模な沐浴イベントが行われます。この独特の祭りは毎年1週間ほど続くことから、「沐浴週」とも言われており、この1週間で川の中に入り水を浴びることがチベット族の伝統的な風俗習慣となりました。

  • 競馬祭

    競馬祭は一般的にチベット暦6月頃にチベット各地の草原で大規模に行われ、「賽馬節」と言われています。競馬祭りでは現地の人たちがチベット民族衣装の姿で馬術、競馬、弓術、射撃などを競い合います。特に理塘で開催される祭りは規模が大きく「八一賽馬会」と呼ばれています。

  • 燃灯祭

    燃灯祭りは仏教ゲルク派の創始者・ツォンカパ法師の円寂を記念し、毎年チベット歴10月25日に行われるイベントです。当日の夜になると同教派の寺院や各民家の屋根に数え切れないパイランプが飾られ、昼夜通して消えることがありません。この1日はラサのジョカン寺と八角街が一年中で最も美しく彩られる日となっ...