達瑪(ダマ)祭
達瑪祭はチベットのギャンツエ地区で行われる伝統的な祝日で、チベット暦6月14日~20日にかけて開催され、現在まで600年以上の歴史を持っています。「達瑪(ダマ)」とはチベット語で競馬射撃、弓術大会という意味があります。起源はサキャ王朝時代に大衆から高い支持を得ていたギャンツェの法王兼内務大臣・帕巴白桑布を崇めて行われたと伝えられています。1408年4月10日~28日に法王の部下や兵士、雇用人が展佛、競馬などのイベントを催し、1447年には弓術、綱引きなど種目も豊富になり、正式にギャンツエの達瑪(ダマ)祭なった記録が残されています。
現在では達瑪祭りの期間、人々は伝統的な服装を身につけて宗山の麓に集まり、競馬射撃、サッカー、バスケットボール、綱引きなど競技が約1週間にわたり開催されます。他にも様々な体育パフォーマンスと体育競技が行われると同時に各地の国営及び個人経営、現地の人々による商品の販売と物資の交流も行われ、伝統的文化活動を基盤にして経済の発展を大きく促進させました。