薩噶達瓦祭(サガダワ祭)
チベットでは釈迦如来の生誕、成道、入滅など一生の中で最も重要な日はチベット暦4月15日に発生したと古くから伝えられており、仏教信者たちにとって吉祥の表れであり、重要な宗教の祝日になっています。この日は信者たちが寺院へ参拝し、様々な宗教行事に参加し、寺院の僧や尼僧を招いて法会などの宗教行事を行っていきます。特に大昭寺やポタラ宮の周辺はとても賑やかで聖地を巡ってマニ車を回しながらお経を読む人が多く見られ、ラサのいたるところで線香を焼く煙が漂っています。主な巡礼ルートには信徒も大勢集まっており、それぞれ念仏を唱えながら「五体投地」を行っています。サガダワ祭は春のラサにおけるもっとも盛大な行事といえます。