ラモチェ(小昭寺)
ラモチェはラサ北部の旧市街にあり、ジョカン寺から1㎞も離れていない場所にあります。周囲にはチベット風の街が広がり、主に現地の人々向けの日用品を売る店が集中しているので八廓街のような賑やかな観光街とは異なっています。かつて寺内には、現在ジョカン寺に安置されているブッダ(仏陀)が12才の頃の等身仏像である釈迦牟尼像が祭られていましたが、現在は不動金剛像が祭られています。いずれも文成姫がこの地に嫁ぐ際に長安から携えてきたものといわれています
ラモチェとジョカン寺は同時期に建造され、文成姫が内地から募った建築家によって建造され、ラモチェの早期建築は漢唐の建築様式を模倣したものとなってます。その後、数度の焼失を経て、建て直された現在のラモチェは後期建築様式でチベット仏教ゲルク派の修法の場になっています。