デプン寺(哲蚌寺)

 デプン寺はラサ(拉萨)から約10㎞離れたチベット仏教最大の寺院です。1416年、黄教(ゲルク派)の創始者・ツォンカパの弟子であるジャムヤンチュージェ・タシーパルデンによって建造されました。ゲルク派の中で最も高い位を冠している寺院で、チベット宗教建設の特色を持つ大経堂があり、大規模な学問寺としても知られ、1982年に重要文化財に指定されています。

デプン寺はぎっしり並んだ白い建物が坂に広がり、遠くから見ると巨大な米の山のように見えることから「デプン(チベット語で米を高く積みあげる)」と名付けられ、繁栄の象徴も意味しています。