バルコル(八廓街)

八廓街は八角街とも呼ばれ、ラサ市旧市街のジョカン寺を巡る環状路にあり、ラサで1300年以上の歴史を持つ最も古い街でもあります。八廓街は7世紀にソンツェン・カムポ (松賛干布) 王はジョカン寺の建造と並行して周囲に4つの宮殿を建造しました。それが現在の八廓街における早期建築となっています。ジョカン寺の完成後、多くの巡礼者がジョカン寺を中心に巡礼に訪れ、八廓街に沿ってマニ車を回したり、五体投地をしたりして進んでいきます。また、現在はジョカンを囲む環状バザールでもあります。
八廓街はラサ古城本来の風格を保ちながら、そばにはチベット風の建築が残されており、街の中心には大きな香炉があり、昼夜問わず常に煙が漂っています。街路の両側は露天が並び、銅の仏像やマニ車などの宗教用品、皮袋、馬具、チベット刀などの生活用品の店、タンカ、ハンカチ、細工などの手工芸品が置かれています。