冬虫夏草


   冬虫夏草はチベット、青海、四川、雲南などの高原にしか生息しないキノコの一種で、冬は虫の姿で過ごし、夏になると草に変化することからこの名が名付けられ、「中華虫草」とも言われています。また、中国では古くから漢方薬や中国の薬膳料理として重宝されています。漢方薬としては健肺、咳止め、消炎、抗がん効果があり、健康薬酒を造る材料としても用いられ、「強精強壮・不老長寿の妙薬」と称されています。料理としてはアヒルや鶏肉と冬虫夏草を加えて、じっくり煮たスープが最も有名な名物料理とされています。