チョモランマ大本営(本拠地)
チョモランマ大本営はチョモランマ地区の環境を保護するため標高5200mに設立された保護地帯で、チョモランマ峰の山頂からは直線距離で約19㎞あります。麓から車ではロンボク寺(絨布寺)までしか登ることができず、そこからは馬車に乗り換えるか徒歩でチョモランマ大本営までの7㎞の道のりを進むことになります。
チョモランマ大本営にはテントが張ってあり、登山者と観光客に宿泊、茶室、店などのサービスを提供し、郵便局まで設置してあります。また、テントの前には太陽電池が設置されており、夜間の照明に賄われています。登山者はこの地でしばし休息をして、装備を整えた後、再びチョモランマ峰登頂に挑戦していきます。
大本営には公共トイレ以外に備え付けの建物はなく、毎年4月初め~5月末の登頂シーズンになると世界中から優秀なプロ登山者がここに集まり、数々のブランドテントを張り独特の景観が作られていきます。写真家にとって、4月がチョモランマ峰の美しい景色をシャッターに収めるのに最適の時期といわれており、多くの人がこの地を目指します。