樟木(ジャンムー)口岸
樟木口岸はネパールの首都・カトマンズから90㎞程の距離に位置し、中国国外からの観光客に対してのチベットの出入り口とされています。樟木の敷地内には世界で14番目の高峰・シシャパンマ峰(希夏邦馬峰)や密生した原始林、氷河と数十の湖があり、名所旧跡を観光することもできます。
ニャラム(聂拉木)県から樟木までは一本道で35㎞ですが、標高は2000mも下がります。広がる雪の高原からゆっくり下っていくと、森、滝、バナナの木、榕樹、竹へと変化していき、まるで四季が移り変わっていくようです。
中尼友誼橋は標高は1800mの樟木口岸にある中国とネパールの国境となっている川を跨いでおり、1964年に建造された両国を結ぶ国際橋です。橋の幅は約8m、全長は45m、両側は低い欄干を設置し、中国側の端には友誼館と八角形の友誼亭が設置してあり、往来の住民や観光客に対し休息と宿泊のサービスを提供しています。