トルファン市は新疆東部、天山南麓のトルファン盆地に位置しており、新疆天山支脈の博格達峰の南麓、トルファン盆地の中心、東経88°5’-89°54’、北緯41°20’-43°35’に位置しています。町は北南の幅が約262キロ、東西が狭くて不規則であり、最も広い場所はわずか90キロくらいです。古くから「高昌」、「西洲」、「火洲」と呼ばれており、歴史上ではシルクロードの重要な町です。
現在トルファン市はトルファン地区の政治、経済、文化の中心であり、きらめく珠玉と世界的に名高い葡萄の城でもあります。国道312線、トルファン・ウルムチ結ぶ高速道路、蘭州・新疆結ぶ鉄道、南彊鉄道が域内を横切っており、中国大陸部は新疆、中亜地区及び南北彊と繋がる交通要衝となっており、交通がとても便利です。
トルファン市の地域は広く、物産は多く、資源は十分豊富です。総面積は70049平方キロメートルあり、25つの民族がいて、総人口は63万(2010年)です。
トルファンは新疆ウィグル族自治区首府であるウルムチから180キロ離れています。東はハミと、南西は巴音郭楞モンゴル自治州の和静、和碩、尉犂、若羌県と、北は転山を隔ててウルムチ、昌吉回族自治州の奇台、吉木サ尓、木塁県と繋がっています。
2011年12月31日までに、トルファン市は三つの街道、二つの鎮、7つの郷を管轄しています。即ち老城路街道、高昌路街道、葡萄溝管委会街道、七泉湖鎮、大河沿鎮、亜尓郷、艾丁湖郷、葡萄郷、恰特カー勒郷、二堡郷、三堡郷、勝金郷です。25のコミュニテイ、56の行政村、二つの牧場を含んでいます。市役所は老城路街道青年路に位置しています。
地形は北部が高く、南部が低く、中部が窪んでいます。火焔山は西から東へ盆地の中部を貫いています。山の前はゴビ、中部は窪む平原であり、南部は丘、ゴビ、砂漠をそろっています。艾丁湖の海抜は-154m、中国大陸部の最も低い湖沼です。水資源は天山水系、火焔山水系、坎児井水系などがあります。
トルファンは葡萄、綿花、ハミウリなどの経済作物を主にし、軽工業と化学工業の工業は同じく重要視し、石油の化学工業、石炭、基本建設、電力、建築材料、冶金及び観光を総合開発する都市です。トルファンでよくとれる葡萄、ハミウリの糖分が高く、甘さが強く、品質がよく、中国で果物の最も甘い地方です。トルファンには中国著名の古典小説『西遊記』で書かれている唐僧がインドへ経典を求めに行く途中に通った火焔山、死海次いで世界第2位のくぼ地―アイディン湖(海抜は-154m)、構造が独特のイスラム建築―蘇公塔、世界的に有名な高昌故城、交河古城と古墓群、千仏洞、独特の灌漑システム、人造地下水利工程―カレーズ、風光明媚の葡萄溝も持ち、豊富な民俗風情にも富んでいます。トルファンの古跡文物、名勝風光、民俗風情、ぐるなびなどがあるこそ多くの国内外の観光客を引きつけています。カレーズで流れる水が清く、葡萄園で歌う歌も多いです。
トルファンはシルクロードの美しい明珠だと称されています。風景が美しいところです。有名な観光地は南昌公園、火焔山、千仏洞、蘇公塔、葡萄溝、交河古城坎児井、阿斯塔那古墓などの名勝旧跡があげられます。市内の博物館は新疆地区で完全に保存するオオトカゲの化石を収蔵しています。市内に水上遊園地と民俗リゾートが設けられており、民俗風情が溢れる古城です。