胡里山炮台
アモイ島の南海岸、胡里山にある砲台が、胡里山炮台。砲台の望帰台からは台湾の金門領島も見ることができる。砲台は1891年から建造が始まり、5年の歳月をかけてやっと完成した。現在も10門以上の大砲が残っている。
ドイツのクルップ社から2門の大砲を購入したが、現存するのは1門のみ。砲口の直径は28センチメートル、砲身の全長は13.96メートル、射程距離が1万460メートルと当時としては最高の性能の大砲だった。大砲1門の金額は6万テールで、支払いには2.2トンの銀が用いられた。
また、1997年には旅遊資源開発として、アモイ栄光宝蔵博物館がオープンした。ここには、古代戦砲、古代宝剣、古代火槍、世界奇石、古樹化石の5つの展示館があり13-14世紀の西欧、アジアの各国のお宝が展示されている。