アモイ旅行
アモイは福建省の南東部に位置する湾岸都市、九龍江の河口に位置する中国南部の最高の貿易港です。「アモイ」は厦門を地元の言葉のビンナン語(台湾語の仲間)読みしたものです。華僑の故里として名高く、対岸に台湾を望みます。アモイ本島、コロンス島(鼓浪嶼島)と内陸九龍江北岸の沿海地区からなっています。
明代始めに朱元墇により厦門城が創建され、それ以降厦門と言われるようになりました。その後、ポルトガル、スペイン、オランダなどの商人が茶葉を本国に運ぶための港とし繁栄しました。中国で最も早く対外開放を実施した4大経済特別区の1つであり、日本企業も多く進出しています。
アモイは総面積が1699.39平方メートルで、総人口が386万人(2015年)います。アモイに漢族の人が多く、他に満族、チワン族、ミャオ族などの20あまりの少数民族が住んでいます。
アモイは亜熱帯モンスーン気候に属し、年平均気温が21℃で、年平均降水量が1200ミリくらいです。太平洋温度差気流の影響で、毎年7月~9月に4、5回台風が訪れています。
アモイ最大の観光スポットは、かつて公共租界地だったコロンス島です。島内には当時の領事館、商社、病院、学校、教会や華僑が建てた住宅や別荘など、異国情緒豊かな景観が残されています。島の中にある日光岩に登る途中には、多くの刻石があり「鷺江第一」と彫られた文字は有名です。日光岩は鄭成功が日本の日光にも勝るものだとして名付けたものです。その他の見どころとしては、アモイ博物館、南晋陀寺、胡里山砲台などがあります。