咸陽観光

咸陽は中国西北部にある陝西省の中心部、八百里秦川の腹地に位置しています。また、陝西省第三の都市でもあり、中国の第一帝都でもあります。咸陽の総面積は約1.02万k㎡、総人口は約495.68万人(2014)、総人口の約99.78%が漢族と大部分を占め、漢族のほかにも40の少数民族が生活をしています。主な少数民族は回族、蔵族、満族、モンゴル族などです。そして咸陽市は3つの区(秦都区、渭城区、杨陵区三区)と1つの市(興平市)と10の県(泾阳県、永寿県、乾县県、礼泉県、三原県、武功県、淳化県、旬邑県、彬县、长武県)から構成されています。

咸陽は温帯大陸性季風気候に属し、年間平均気温は11.6℃、最低気温は-18.6℃、最高気温は41.2℃で、年間平均降雨量は457mm、雨が最も多い時期は6~8月です。咸陽の地形は北高南低で階段のように続いており、東北部にある旬邑県が最高点で海抜1885.3m、逆に東南部の三原県が最低点で海抜362mと高低差は1523mもあります。北部は黄土高原、南部は渭河盆地に属し、咸陽の森林覆蓋率は約17.5%です。

咸陽は中国でも有数の古都で、現在まで2000年以上の歴史を持っており、「秦都」、「帝陵」の名称でも知られています。紀元前350年に秦国の孝公が初めて咸陽を都と定め、シルクロードも咸陽を経由していました。

主な観光ポイントは漢陽陵、楊貴妃墓、茂陵、咸陽博物館、昭陵、昭陵博物館、乾陵、乾陵博物館、秦咸陽宮遺跡博物館、崇文塔、昭仁寺などが挙げられます。