棗園
棗園は延安市から西北に8km離れた場所に位置します。ここは中国共産党中央委員会書記処の所在地で別名「延園」とも呼ばれています。1941~43年に改築され、20の洞窟式住居、80の瓦葺きの部屋が造られました。1943年には毛沢東、周恩来、劉少奇等の重役が棗園に転居し、1944~47年に中共中央書記処所在地となり、中国共産党はここで日中戦争、整風運動、大生産運動、解放戦争など指揮してきました。1947年3月に中共中央書記処は棗園から場所を移しました。
棗園革命旧跡は815点の貴重な文物を展示しており、現在では全国革命伝統教育の重要基地の一つに数えられています。棗園革命旧跡には中央書記処小講堂、毛沢東、周恩来、劉少奇、朱徳、任弼時、張聞天、彭徳懐の旧居があり、毛沢東の「為人民服務」演説地、中央医務所などの施設も残されています。棗園の庭園の景色は一年中美しく、重要保護文化財として多くの観光客が訪れています。