壺口瀑布

 壺口瀑布は陝西省延安市宜川県から東に35km、山西省吉県から南に25kmに位置しています。滝の長さ、深さともに50m、面積は3万㎡、世界一の黄色い滝といわれています。黄河から流れた水が上から壺の中に注がれているようであることから「壺口瀑布」と名付けられ、中国第2の滝として、「黄河の奇跡」と言われました。壺口瀑布を中心とした風景区は黄河、峡谷、黄土高原、古代村落など黄河流域の雄大な自然景観と豊富な歴史文化を展開しています。1988年に国家重点風景名勝区、1991年に中国観光景勝地四十選に指定され、2002年には国家地質公園に昇格しました。唐の時代の詩人・李白が詠んだ「黄河之水天上来、奔流到海不復回」という有名な詩句は黄河のその壮観な景色を生き生きと表現しています。

 壺口瀑布の鑑賞シーズンは2回に分けられ、4~5月にかけての旧暦3月の頃は山のあちこちで桃の花が咲き誇り、両岸の雪解け水が流れる様子を「三月桃花汛」と讃えられています。一方、雨季が終わった9~11月にかけては澄みきった泉水と渓水であたりは潤され、秋風が吹いた先に虹が現れ、「壺口秋風」と同じく讃えられています。