鳴沙山と月牙泉
鳴沙山
市街から南に6キロのところに位置する砂山で、以前は神沙山と呼ばれていました。風が吹くと音をたてるので、鳴沙山と呼ばれるようになりました。鳴沙山はすべて砂が堆積してできたもので、東西に約40キロ、南北に約20キロ広がっています。山腹には風が創り上げた、美しい水波状の砂紋があります。
この砂漠地帯は昼夜の温度差が激しく、日中は砂が焼けて熱くて登ることができません。しかし、朝日や夕日を浴びて金色に輝く風景は、幻想的で美しく、我を忘れて見入ってしまいます。その中を観光用のラクダが列を作って行く姿は、まるで月の砂漠そのものです。
月牙泉
牙泉は鳴沙山の北麓に位置する三日月形の湖です。以前は今の約5倍の大きさがあったといわれています。砂漠の中で2000年という時を経ても、絶え間なく沸き続け、澄んだ美しい水を湛えています。古来には仙人が住む場所として、寺院が建てられたこともあったようです。現在も湖を挟んで正面に立派な寺が建てられています。